1949-04-14 第5回国会 衆議院 本会議 第17号
次に、郵便為替に関する約定につき英米系統の諸國が加入しておらない理由及びそのため日本の約定加入の價値が非常に減殺せられることになると思われるがいかんとの質問に対しては、政府側は、英米系は為替の交換方式につき目録式を採用しておるに反し、從來の約定ではカード式のみを採用しておつたことが英米側不加入の大きな理由であつたと思われる、しかるに今回のパリ條約では、英米系の採用する目録式をも併用することになつた次第
次に、郵便為替に関する約定につき英米系統の諸國が加入しておらない理由及びそのため日本の約定加入の價値が非常に減殺せられることになると思われるがいかんとの質問に対しては、政府側は、英米系は為替の交換方式につき目録式を採用しておるに反し、從來の約定ではカード式のみを採用しておつたことが英米側不加入の大きな理由であつたと思われる、しかるに今回のパリ條約では、英米系の採用する目録式をも併用することになつた次第
この間に只今申上げました通り從來のブエノス・アイレス條約及び約定に代つて新らしくパリ條約及び約定が國際間に適用されることになつたのであります。
この間に、ただいま申し上げました通り、從來のブエノス・アイレス條約及び約定にかわつて新しくパリ條約及び約定が國際間に適用されることになつたのであります。
また、新パリ條約に加入することにより、わが國として特に有利となることがあるか、特にないというのであれば、わが国は占領下独立國家としての昨日も十分に発揮し得ない今日でもあるから、十分な審議の余日も少ないのに、取急ぎ本条約等に加入する必要があるのかとの質疑がありましたが、これに対し政府側としては、新條的は旧条約と大差はないが、幾多新規な技術的規定を含んでおり、実施期日も七月一日に迫つておることで、殊に郵便連合事務局
御承知の通り、現在の國際機構は、すべて國際連合機能を中心として発生いたしておりますので、この万國郵便連合におきましても、国際連合を中心として、國際機構の、諸般の機構の円満なる運営をしようという仕組みになつておるわけでありまして、この國際連合との協力関係を付属書において規定しておるという点が、パリ條約のブエノス・アイレス條約と異なる第一の点であります。
今後は七月一日からそのブエノスアイレス條約が効力を失つてパリ條約に切替えられますので、この機会に新規にこの条約に入るということでありますので、実際上においては、何と申しますか、実際上の運用におきましては、從來と変わりないわけでありますが、名目上ここに講和條約締結前に、條約の締結権をここに特に認められまして、國際約定に正式に加入して、そうして今までやつておつた実際の事務を國際上の権利義務として正式にここに
そのブエノスアイレス條約が今年の七月一日からパリ條約に切りかえられるということになつておるわけであります。それでありますから、現在二つの業務について國際業務をやつております日本郵政廳といたしまして、七月一日以後各連合國員と同時にパリ條約による業務に切りかえる必要がある。
のみならず今後のパリ條約は昭和十四年のブエノス・アイレス條約とほとんど大同小異でありまして、その相違点につきましては、先般私二、三点をあげて説明いたしましたものの、ほとんど特記するほどのことでもないようであります。そのブエノス・アイレス條約には日本ははいつているのであります。
○若松委員 今西村局長の御説明によると、ブエノス・アイレス條約からパリ條約に変つたんだから、今度新しい條約においてやつていこうというのは、要するに日本が参加すれば名実ともに動くということがありますけれども、占領下にあれば、先ほどから私が言つておるように、継越しの自由とか何とかいうのを、こつちが制約を受けるのではないか、現在実際條約上書いたことがあつても、できないのではないかという点で、実際利益という
現に日本郵政廳としては、郵便物の交換、小包郵便物の交換につきましては、ブエノスアイレス條約の規定によつて業務を遂行されている関係がございますから、從つてその條約がパリ條約によつて改正されて、七月一日からそれに切りかえられるというところに來ておりますので、日本としてもできるだけ七月一日前に新しい加入をやつて、いわゆる新條約による國際郵便業務を施行したい。こういう立場をとるわけになるのであります。
それとも戰爭によつて昭和十四年のブエノス・アイレスの條約に対する日本の現在の関係がどうなつておるか、それの復活なのか、パリ條約に全然新しく——そういうふうに説明されておるようであります。その点一つ。それからそれに関連しまして現在の日本と列國との條約で有効と申しますか、現に効力のあるものがほかにどういうものがあるか。